【防災】寝室を安全基地にするため、できること。

こんにちは!

神奈川県の湘南エリア(茅ヶ崎・藤沢・鎌倉)で
活動する整理収納アドバイザー 佐藤ようこです。

宮崎県でおこった地震をきっかけに
「南海トラフ地震臨時情報」が
初めて発表されましたね。

1週間で宣言は解除されたものの、
このように発表してもらうことで、
私としては、災害の危険をより差し迫ったものとして
捉えることができたと感じます。

防災備蓄はもちろん大切ですが、
家で被災する可能性を考えれば、
もっとも大切な備えは、
「片付けておくこと」ではないでしょうか。

今まで伺ったお宅でも
地震が起きたら危険だな…と感じる箇所は多いのですが、
特に「寝室」は真っ先に片付けておきたいところです。

寝室には、ものを飾らない

寝ているときに大きな地震が起きたら…

ものが飛んできませんか?
頭上のアートは落ちてきませんか?
倒れて出入り口を塞ぐようなものがありませんか?

私は、寝室は寝る場所と割り切って、
ほとんど何もない状態にしています。

出窓も壁も何も飾らず、
壁の低めの位置(足側)に時計だけかけています。

ベッド以外の家具もなく、アートも飾っていません

「殺風景で寂しいのでは?」と思われるかもしれませんが、
寝室は休息のための場所。
何もないくらいがちょうどよいと感じています。

寝室にものがたくさんあると、
それらが目に入ることで
無意識に雑念が生まれ、
眠りを妨げてくる気がします。

子どもが生まれる前はポスターを飾っていましたが、今ではこれも撤去しています

4歳の息子にとっても、
寝室は「寝るための部屋」という認識が
赤ちゃんの頃からしっかり根付いているからか
寝つきはとってもスムーズです。

寝室には、背の高い収納家具を置かない

寝室に、天井近い高さの本棚があったり
出入り口近くに、大きなメタルラックが
置かれているお宅もお見かけします。

就寝中の地震は、咄嗟の判断も難しく、
そんな時に大きな家具が倒れたらと思うと、
命の危険を感じます。
できるだけ、家具を撤去するか、
低くできないか考えてみてください。

お客さまのお宅の例では、
本棚は縦にも横にも使えるタイプだったので
横置きにして高さを目線下まで下げました。
本も、収まるように厳選。

メタルラックがあったお宅では、
収納していたものを分けてみたら、
ほぼ「ここになくてもよいもの」だったので
ものを移動したり手放すことで、
大きなラック自体をなくすことができました。

まとめ

お家の一番の防災対策は
「片付け」です。

収納家具を置かず、
造り付け収納の中にものをしまいきることができれば、
家具が倒れる心配もなく、安全です。

ぜひ、不必要なものは収納されていないか、
本当に収納家具が必要なのか、
今一度考えてみてくださいね。

不必要なものを手放すことで生まれたスペースに
被災時には絶対に必要になる、
お水・食料・簡易トイレなどを
しっかり備蓄することができます。

私も実際に被災したことはなく
えらそうなことを言える立場では全くないのですが…

想像力を働かせて、
できる限り危険を取り除くお手伝いをしたいと思っています!


わが家の備蓄についての記事もどうぞ!