「やりたくないこと」を削ぎ落としたら、やりたいことが見つかった。

「片付けやインテリアのアドバイスをする仕事がしたい」
3年前の日記帳に、そう書いてありました。

3年前の私がやりたかったことを、
仕事にしています。

「興味の持てない仕事」をやりたくない

初めから「やりたいこと」が
決まっていたわけではありません。

就活の末、縁があったのは金融系のIT企業。
お給料もよく、制度も整っていて
安定した会社でした。

でも、帰りが遅いためご飯も作れず、
もともとIT知識が皆無だった私は
土日返上で勉強しなければ
着いていけない。

どうして「全く興味を持てない仕事」のために
自分の生活を捧げなくてはいけないんだろう?

どうしても答えが出せませんでした。
仕事だから、と割り切ることができなかったのです。

「モノを売らなきゃいけない」のが辛い

毎朝泣いていました。
今考えれば、ストレスで爆発しかけていたと思います。

Twitterでインテリア関連のアカウントを片っ端からフォローして
いつかインテリアにまつわる仕事がしたいな、と
夢見ていた私は
「続けた先に、幸せが見えない」ことを理由に
IT企業の退職を決意しました。

何にせよ接客経験を積むため、
(接客業をしたことがなかった…)
北欧インテリア雑貨店に転職。

インテリアの資格を独学で学びながら
北欧雑貨・インテリアの知識や
接客、ディスプレイだけでなく、
ECサイト運営、売上の管理など
経営知識も
身につけていきます。

お店経営の魅力も知りました。
けれど「モノを売らなければいけない」ことに
抵抗がありました。

すでにたくさんモノを持っているお客さまへ
限定です!新商品です!とオススメするのが
後ろめたくなってしまうのです。

(もちろん、素敵なモノを
欲しいと思ってくださる方へお届けするのは
素敵なことです)

「実際に生活している人」の相談役になりたい

インテリアの仕事がしたい、とずっと思いながらも
「実際に生活している人の悩み」を解決したい。と
感じ始めたのはこの頃です。

お店のディスプレイや
ECサイトのためのコーディネートが
いくら素敵にできたとしても
見てくださる方が
「私にはできない」と思ってしまうんじゃ
意味がないと思ったのです。

広告のためや、
新居やリフォームといった
大掛かりなコーディネートがしたい訳じゃない。

普通の住居で、今、日常を送っている人にとって
片付けやインテリアのことを
相談できる人になりたいな、と気づいたんです。

まとめ

「やりたくないこと」を削ぎ落として
「やりたいこと」を見つけてきました。

思い切ったジャンプアップをした訳じゃないけど
コツコツとできることを選んできました。

仕事は楽しくてはいけない、
辛くてもがんばらなきゃいけない、
と思っていた昔の私に
違う頑張り方ができるんだよ、と
今なら言ってあげられそうです。