片付けても、すぐにまた散らかってしまうなら。”片付け”の前にやるべきこと。

湘南・辻堂/茅ヶ崎エリアで活動する整理収納アドバイザー
佐藤ようこです。

「片付けても片付けても、
すぐにまた元通りに散らかってしまう」

よくお伺いするお悩みの一つです。

子どもが散らかしたおもちゃ。
夫が脱ぎっぱなしにしたコート。

毎朝、毎晩、いつもいつも…
片付けても片付けても
常に散らかっている気がするなら…。

“片付け”の前に
やることがあるのかもしれません。

「片付けられない性格」は問題ではない

整理収納アドバイザーとして活動を始めて
2年目になります。

100軒近くのお宅へ伺って、
お片付けに悩む方はほぼみなさん
自分を「片付けられない性格」だと
思っていることを知りました。

けれど、
「家が片付いているか、片付いていないか」を決定づけるのは、
住む人の性格ではありません。

もしあなたが「片付けられる性格」だったとしたら、
今住んでいる家を、片付けられたでしょうか?

違います。

問題は、
「片付けるための、土台が整っていないこと」
にあります。

定位置作りは家づくり

片付けとは、
使ったものを、元あった場所に戻すことです。

子どもがおもちゃを片付けたり、
洗濯物をクローゼットに戻したり。

これらの片付けは、
確かに日常的に行う家事の一つです。

じゃあ、
その片付けを行うための「土台」はできていますか?

つまり、すべてのものに
「定位置」がありますか?

もしないのなら、
いくら片付けようとしても
うまくいくはずがありません。

戻す場所がないからです。

住まいにおいて、
「窓はいくつ作るか」「家具をどこに置くか」
と同じように検討してもいいほど、
「何をどこに収納するか」は
住みやすさを決める上で、
とても大切な検討事項です。

土台ができていなければ、
使ったものを戻すことができません。
買ったものをしまう場所が決まりません。
何をどれだけ持っているかを
把握することができず、
いくらでもものは増えていきます。

すべてのものに定位置をつくることを、
「整理収納」と呼んでいます。

「整理収納」は、日常の家事とは別物

すべてのものに定位置をつくる。

言うは簡単ですが、
とても大掛かりな作業です。

家中のすべてのものを取り出して
一つ一つ見直す必要があり、
作業ボリュームはとてつもなく大きいのです。

「整理収納」は、
日常の家事とは別物です。

しかしながら、
整理収納を家事の一つと捉え、
「私は片付けられない性格だから」で
済ませてしまうと、

作業ボリュームの大きさと、
「家事」という日常の中でこなせるイメージとの
ギャップに苦しむことになります。

片付けの得意不得意は確かにあります。
けれど大半は、性格ではなく、
「やったか、やらないか」の違いです。

まとめ

「片付けが苦手です」
「片付けても、また散らかってしまいます…」

そう悩んでいる方の大半は、
その前の土台作りが必要だということに
気がついていないかもしれません。

片付けの前に、
必要なのは「整理収納」です。

整理収納のために、
まとまった時間をとる必要があるのです。

もし、「一人じゃとてもできそうにない」

そう思ったら、
ご相談ください☺︎

「捨てなさい!」なんて言いません。

お客さまのペースに合わせて
計画を一緒にたて、
どこに何があると家族みんなが
心地よく暮らせるのか、
一緒に考え、
一緒に手を動かします◎