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湘南・辻堂/茅ヶ崎エリアで活動する整理収納アドバイザー
佐藤ようこです。
訪問サポートに伺う中で、
ある共通するお悩みに出会うことがあります。
それは、
「一見整ってみえるのに
探しモノがなくならない」こと。
どちらのお宅も、
収納扉の中には引き出しが並び、
その一つ一つには
きちんとラベルもついていました。
「定位置作り」に一生懸命取り組まれたのが伝わってきます。
けれど、探し物がなくならない、
というのはなぜでしょうか?
問題点①分類が細かすぎる
引き出しは、
細かいモノを分類するのに適しています。
けれど、細かく分類しすぎると
逆に使い勝手が悪くなることもあります。
例えば文房具は、
「ペン」「カラーペン」「鉛筆」「テープ」「マスキングテープ」
「のり」「はさみ」「カッター」「クリップ」「消しゴム」「修正テープ」
このように分けられるのですが、
これらを全て分類して引き出しに入れると、
何が起こるでしょうか?
引き出しを開ける前に
目的のラベルを探す手間が増えますよね。
そうなると、
別の引き出しに戻してしまったり、
引き出しの上に放り出してしまう…
こんなことが考えられます。
問題点②使っていないモノが増える
「消しゴム」につき一つ、
「テープ」につき一つ、
「クリップ」につき一つ…
贅沢に引き出しを使っていると、
どんなことが起こるでしょうか?
スペースがあるので、
モノを増やすことに抵抗がなくなります。
そうなると、
引き出しの中は消しゴムでいっぱいなのに、
実はほとんどは使っていない…
ということが起こります。
使用頻度で分ける
おすすめは、
モノ別に分けることにこだわらず、
使用頻度別に分けることです。
文房具なら、
週に一度くらい使うモノをひとまとめにする。
(ハサミ、ペン、お名前ペン、セロテープ、のり、画鋲など)
![](https://rakuni-sukkiri.com/wp-content/uploads/2022/09/IMG_4033-1024x1024.jpg)
それ以外は「たまに使う文具」として、
ひとまとめにしまいます。
数が多くてカテゴリーで分類したい時は、
さらにジッパーバッグに小分けにすると、
探しやすくて便利です。
引き出し一つを開けるだけで
あとは目視で欲しいモノを確認するだけ。
とてもシンプルです。
しまうときも、
引き出し一つを開けるだけ。
使ってないモノまで、綺麗にしまわなくていい
普段滅多に使わないモノまで
こまかく分類されていて、
中身をいざ出してみると
「これ、全然使ってません‥」
そんな場面によく出会います。
細かく分類がしてあると、
確かに使うときにラクなこともあります。
でも使ってないモノがほとんどなら
その分類に意味はありません。
使いやすく分類しているつもりが
逆に出し入れしにくい収納を作り出しているのです。
SNSでズラリと並んだ美しい収納を見て
「収納」とは、細かく分類されて、綺麗に並んだ引き出しを
イメージされる方もいるかもしれません。
ちがいます。
「収納」とは、
使うモノを、出し入れしやすくしまうことです。
引き出し収納を使われている方は
「逆に使いにくくなっていないかな?」と
考えてみてくださいね◎