収納用品を「使える収納」として活かすには

こんにちは!
神奈川県茅ヶ崎市の整理収納アドバイザー 佐藤ようこです。

おととい、お客さまのお宅で「普段は使われていないクローゼット」の整理収納をしました。

扉前を塞いでいた物たちのせいで、クローゼットはほとんど開かずの扉。

全部出して、物を一つ一つ見直した結果…

「こんなところにあったんだ…!」という嬉しい再会もあり、
「もうたくさん使ったから、処分しよう」(「ありがとう」を添えて)や
「使ってくれる人がいるかもしれないから売ろう」など…

ほとんどの物が、クローゼットの中に再び帰ることはなく、別の場所へ旅立っていくことになりました〜!

すると、クローゼット前を塞いでいたものだけでなく、その部屋で使いたいのに別部屋にわざわざ取りに行っていたシーツなども収めることができました。

そしてですね…そのクローゼット内で使われていた収納ケースが6点、空になったんです。

そこでお客様が言われたのが、「収納用品を買って、物を増やしていたということに気づきました…」ということ。

「これを買えば、片付く気がする」

お片付けの現場で、収納用品がたくさん使われているお宅ってよくあります。

余裕のない時ほど、「これを買えば、片付く気がする」といい感じの収納用品に飛びつきがちなのかもしれません。

今回のお客さまは、立て続けに同居家族が増え、お部屋の使い道が変わったという経緯がありました。

急な物の増加に、対処するだけで必死だったことが伝わってくるのです。

その頑張りは決して無駄ではないですし、収納用品を買ったことも、後悔してほしくはないです。

その時にできる精一杯をやってこられたこと、まずは思い切り拍手したいくらいですし、収納用品については、別の場所で使えることもあるので、後悔せず、次に生かしてもらえたら…と思います♪

「収納用品を買ってはいけない」?

「片づけの前に収納用品を買ってはいけない」と、耳にしたことがあるかもしれません。

確かにそうなのですが、それは、「収納用品を買ってはいけない」ということではありませんし、
絶対に、片づけの前に収納用品を買ってはいけない」…ということでもありません。
(※ただし、大物の衣装ケースや収納家具などは、「絶対に」片づけの前には買わない方がいいですが…)

なぜなら、収納ケースは必要だからです。

問題なのは、収納ケースを「物を隠すため」に使っている方がとても多く、その使い方では残念ながら家は片付かないのということ。

収納ケースは、物を隠すためではなく、
「分類した物を、仕切るため」に使います。

物を種類別・用途別に分類して、それらが互いに混ざり合わないようにするために、収納ケースを使うのです。

「まとめて取り出しやすくするため」
「空間を有効に使うため」といった他の理由ももちろんあります。

なので、「片づけの前に収納ケースを買ってはいけない」というのはつまり…

「物を隠してしまう前に、まず分類しよう」ということなんです。

分類することが先。
分類したら、他のものと混ざらないように、
仕切りたくなります。

その時に収納ケースは必要です。
だから、いろんな場所で使いやすい収納ケースを片づけの前にいくつか購入しておく場合もあっていいと考えています。

収納用品の選び方

私は仕事柄たくさん収納用品を持っています。
使う場所が決まっていなくても、試しに買っちゃうこともよくあります。

大きな物はもちろん吟味して買いますが、
小さなケースはどこかしらで使えますし、
その時不要になったものも、また別の場所で生かせたりするので、
えいや〜っと買っちゃうこともしばしば。
(収納用品が好きなんですね〜)

ただ選ぶときに
「どこでも使いやすいもの」を選ぶようにしています。

  • デザインがシンプル(白)
  • 形がシンプル(四角)
  • 買い足しやすい定番商品
  • 深すぎない(12~16cmくらい)

無印良品の「ファイルボックス」や「メイクボックス」「やわらかポリエチレンケース」
100円均一の「トリムバスケット」「シンプルストレージ」
なんかをよく使っていますよ♪

「ファイルボックス/ハーフ」は小物収納によく使っています

もし「物を分類する前」に収納用品を買うなら、
どこでも使いやすい↑こんなものを少量選ぶのがおすすめです!

そして「分類する前に買ってしまった〜!」という方も、
収納用品は不要!というわけではないので、
後悔しなくて大丈夫ですよ〜◎

私はお片付けの現場では、
「家全部のお片付けがひととおり終わるまでは
収納用品は捨てずにまとめておいてくださいね〜」と
お声がけしています。

「あ!これこっちで使うとピッタリ!」という収納が発掘されることも
よくあることなんですよ〜♪

まとめ

「収納用品を買って、物を増やしていたことに気づきました…」という
お客様の一言から、今日の記事を書きました。

収納用品を「使える収納」として活かすには…ということで、
収納用品を買うこと自体が問題なのではなくて、
その前に「分類」をしましょう〜ということをお伝えしました。

なので「もうすでに買ってしまった〜!」という方も後悔しなくて大丈夫です◎

物を種類別・用途別に仕分けていくと
収納ケース、たくさん必要になってくるのですよ!

「使えない収納」を、
「使える収納」に変えていきましょう!

それでは〜!

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